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2010/06/12

日々平安

人間誰でもつらく苦しいことはいやだから、無事を祈り、日々平安を望むことに不思議はないし、多くの人がそう思って毎日を過ごしているのだろうと思う。
ただ、動物でも腹いっぱいで満ち足りた状態のときは、眼を細めてごろんと寝ているだけで生きた屍のようにみえる。自分も臆病者だからほどほどに安定していたいと思うのだが、同時にいつもどこかで多少の波風を待ち望んでいるように思う。日々平安の中では、喜びも、悲しみも、怒りも全てがほどほど、涙が出るほどの喜びなどどこにもない。そういう状態の中から何かが生まれるはずがない。いま、自分の中で何かが壊れかけていてビクビクしているのだが、いっそ壊れてしまえと思う。
一見、みじめな老後にみえても残り少ない時間、人間としてのリアリティを取り戻せるならば・・・。
満州での少年時代は、ほんとうに毎日を生きていたから。

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