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2010/07/12

流し

このところときどき新宿へ行く用事があり、ほんとうに久しぶりに以前通った小料理屋やゴールデン街の店に顔を出した。ママさん達もみな七十を過ぎたといいながら少しも変わらず、元気で店をやっているのには感心するほかない。客商売というのは病気などしているひまがないのだろうか。

「ねェ、久しぶりに流しを呼ぼうか・・・」とママが言うので「いいね!!」とギターのお兄さんを呼んでもらった。銀座でただ一人残っていたアコーディオンの流しが二年前にやめてしまい、流しのお兄さんとあそぶのも、考えてみたらそれ以来か。「湯島の白梅」「銀座の雀」「公園の手品師」と流しと唄うには古い歌でないとどうもしっくりこない。いまの若い人たちの歌はやはり流しには合わないと思う。ということは、この世界、この文化もすでに風前の灯、十年後には影も形もなくなっているのかも知れない。「次の店予約入ってるの・・・?」「いえ、全然」「ヨシッ、今日はボクと付き合え」二人肩を組んで別の店へと向った。

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