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2010/07/26

老年

人間、生きてゆくことが仕事だとすれば、この一・二年新らしい職業についた新入社員のような気がする。職場も転々とし、最初の就職先は親離れするまで、二度めが結婚するまで、三度めは妻と別れてからこれまでの期間、そしていま「老年」という新らしい職場にいるわけだ。ここでは自分をとりまく事情が大きく変わり、それは言うまでもなく年令であったり、体力であったり、経済的なこととさまざまだ。三度めまでは以前の経験が役立ち、生きてゆく力となったのだが、今度の職場は前のモノが全く役に立たず、未知の世界が次から次に現われる。体力等失われたものはもうどうしようもなく、僅かに力となるのは、これまでにほんの少し培った「心のあり方」、これ以外にない。そして水の流れに身をまかせ、どこかで開き直るしかしようがないのだ。ただ自分を見失わないために、10分では何も出来ないとボーッとしているのなら、10分で出来ることを探し、それをやり遂げる気力だけは持ち続けないと「老年」をクビになる。

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