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2010/10/05

敬老の日

老人がいちばん求めているものは、どういうかたちであれ、現在生きている場で自分がまだ必要とされているという感覚と、年々弱ってゆく体力を最小限にとどめ、死ぬまでそれなりの元気さを保っていたい、この二ツだと思っている。晩年の両親は、たまに僅かな小遣いを渡したときよりも、別に親に相談しなくてもよいことを「チョッと困った事があってね・・・」と、親の意見を聞いたりしたときの方がはるかに生々とした表情で話を聞いてくれたものだし、それから少なくとも一週間ほどはその事を話題に、身心ともに元気な様子に感じた。
からだに関しては神の気まぐれで、トシをとれば何が起きても致し方なくあきらめるしかない。昔なら助からなかったものが、いまは医療で何とか命だけとりとめ、例え寝たきりでも命ながらえることが多いが、自分に限って言えば、そんなのはまっぴらご免だ。
尊厳死協会に入っているから、無駄な医療は拒否できるが、それだけでは不安で、この二・三年はキチッと紙に自分の意志を書いたものに実印を押して持ち歩いている。

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