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2010/10/18

新刊本

東京に出て時間があれば本屋に立寄ってみるが、新らしく出た本で買いたいと思うモノに出会うことは稀だ。ハウツー物には何の興味もなく論外、話題の書物も五分ほど立ち読みすればこと足りる。芥川賞、直木賞の作品は雑誌の文芸春秋で読めばそれですみ、単行本を買う気にはなれない。結局何も買わずに店を出る。小説で言えば中上健次あたりまでは何かドロドロとした人間臭さ、血の臭いを感じるが、最近のものを食べ物でいえばインスタント、冷凍食品、デパ地下のお惣菜といった感じがする。その人の生きざまというのか、こだわりというのか、それが伝わってこないのだ。時代の側面をチョッと切って見せているだけのように思う。回転寿しの如く、手軽で少し目新らしいものが次々と流れていればいいのだろう。
一ツは出版社が売れるか売れないかに重きをおいて本を出すから、ほんとうに優れたものがあっても世に出ないまま埋もれているのだと思うが・・・。また装丁も目立つことを考え派手でケバケバしく品がない。美しくないのだ。昔のように一流の画家が装丁した本など最近は見たことがない。以前は本の装丁が好きで買ってしまったこともあるのだが・・・。

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