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2010/10/25

珍味

わが師匠A氏の誘いで、久しぶりに酒をご一緒した。チョッと風変わりで面白い主人がそば屋をやっていて、自分の作品も何点か買ってもらったりしているのでそこで飲もうということだった。大きな店でのれんはすばらしい藍染め、凝った店のつくり、店内には師匠の作品やガラス作家の作品等いろいろな作品が並んでいる。聞けば奥さまの父上は高名な型染めの作家、弟さんは絵かき、娘さんもいま芸大で学んでいるらしく芸術家。それより驚いたのは、その主人の話題の巾の広さ、細胞分裂するが如く次々と話がはずむ。ユーモアのセンスもあり、仕事に対する情熱、物事へのこだわりも相当なもの、九時にはのれんをしまい、それから客のいない店内で遅くまで時間を忘れて話し込んだ。近頃、銀座や新宿で酒をのんでもなかなか魅力ある人物におめにかかれない。ワサビなしで刺身を食べている感じで物足りなくてしようがないのだが、久々に産地直送の珍味を好きなだけ食べたような満足感で「また、寄らせてもらいます」と言って店を出た。

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