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2010/11/17

小津安二郎

むかし観た小津安二郎の映画をもう一度観たくなり、「晩春」「東京暮色」「秋日和」「秋刀魚の味」とDVD四本を借りてきて立て続けに観た。いずれも片親で育てた娘の結婚話、そして一人残された親のホッとしながらも、どこか心に穴のあいた人生の悲哀を画面に映し出していた。娘の原せつ子を送り出した父、笠智衆が結婚式からもどり、ガランとした部屋で静かに足の爪を切る場面など実にいいと思う。
ただ、あの時代ということもあるが、結婚する娘たちはことごとく見合い結婚、恋愛結婚は一ツもない。なんとなく分ったような気がした。小津安二郎が「恋とは人生を極めて小さく区切るファインダーだ。シャッターをそう簡単にきるのはやめたまへ」と書いているのが・・・。小津自身は一体どんな恋をしたのだろう。そのうち何かで調べてみたくなった。

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