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2010/11/19

自信

モノ作りの世界で、自分の作ったモノにいつも自信満々の人がいるが、ある意味で羨ましいと思う。いつも自信満々でいられたらどれほど楽だろう。多くの場合一部の例外を除いて、自信を口にする人の作ったものでほんとうにすばらしいと思うことはごく稀だ。
その程度の物指しでモノの良し悪しを計っているのかとガッカリすることが多い。ただ出来たものの良し悪しは別にして、作者が精いっぱいのことを力の限り出し尽した、その熱のようなものが伝わってくると黙って頭を下げざるを得ない。その場合、あまり自信めいた言葉は吐かないものだ。自信を口にしている間は、いま以上のものは作れなかろうと思うし、「弱い犬ほどよく吠える」ではないが、自信を口にする人というのは、逆に自分に自信が無いのではないかとさえ思う。最近そのような場面に二度遭遇した。一流のモノ作りの人たちにはどこか謙虚さが漂っているものだがそれを全く感じないのだ。自信というのは本人にとっては実に小気味のいいものだろうが、これを真に受けて生きていると大きな落とし穴に落ちるのだと自分に言い聞かせた。

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