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2011/02/01

ざらざら

本居宣長の歌、「敷島の大和心を人問はば、朝日ににほう山桜花」から昔の煙草の名前「敷島」「大和」「朝日」「山桜」が生まれたという。昭和の三十年代か、煙草に「ハイライト」「セブンスター」と横文字のものばかりが出てきて、デザイン(図案)もなんとなく味気なく、個性に乏しくどこかうすっぺらなツルッとした感じを抱いたのは自分だけだろうか。その後に出てきた煙草はなおひどいと思う。文芸批評家の新保祐司さんが内村鑑三についての本の中で「ざらざらした信仰」という一章を書き、それを見た司馬遼太郎さんが「ざらざら」という表現が感じよく、創始者のもの、本気でつくられたもの、懸命に考えられたものは、整理をへていないためにざらついている、と書かれたそうだ。何かピンとくるものがあった。モノを作る上で大きなヒントを与えられた気がした。まだよく分からないが「ざらざら」を今年のテーマにしようと思った。

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