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2011/09/30

金魚

飼いだして約四年になる金魚、赤・白・黒三匹のうち、この八月に白が、そして九月に入って黒が死んだ。飼い始めた頃と比べると約五倍ほどに大きくなっていた。毎日わが家に立ち寄る女性が、自分が飼っていたかのように悲しんでくれたが、このトシになると多くの人の死と出会ってきたからか、生きものの「死」がそれほど悲しくもなければ淋しくもない。ただ四年も水を替え、餌を与え、毎日水槽を泳ぐ姿を見るともなく見ていたから、愛着がないわけでなく、白い布にくるんで窓のすぐ下の土に埋めてやった。わが子、わが親、またどんなに愛する人でも永遠に別れが来ないとなったらチョッと異様なものを感じるし、たまったものではない。むしろ別れがあるから愛情も生まれれば、付き合い方にも心がこもるのではと思ってしまう。最後に残った赤の一匹、何を考え何かを感じているのか、かなり弱ってはきているがなんら変った様子もなく、何事もなかったかのように、いまもゆったりと泳いでいる。

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