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月別アーカイブ:「2010年07月」の一覧

2010/07/30

無駄

若いころ「無駄なことはよせ」とよくいろいろな人から言われた記憶がある。自分にとっては決して「無駄」なこととは思はないのだが・・・。人それぞれに流儀というものがあり、こうしないと気がすまないということがあるはずだ。完璧主義といった大それたものではなく、単にそうしないと気持が落ち着かないだけの話だ。いまにして思えば、「無駄」と人から言われたことが決して「無駄」ではなく、むしろ自分の財産になっていると思えることもある。老子は「無駄」のことを「空間」と表現し、「器の中が詰まっていたら全く役に立たない」みたいな言い方で無駄(空間)の大切さを説いている。この間から彼の言う「無駄」とは一体何だろうと考えているのだがさっぱり答が出てこない。絵画にしても、書にしても余白がものすごく大切な要素だということなどとも、何か通じるものがあるのだろうか・・・。

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2010/07/29

平和ボケ

これまで殆んどの選挙に棄権するのはいやだから、投票してきたと思う。そのうちの九割方、無効票の「該当者なし」と書いて入れてきた。ほんとうに入れたい人、入れたい党がないのだからしようがない。出来ればこの人だけは×という票も考えて欲しいと思う。それに選挙ほど、美学のカケラもない催しはないのでは・・・。顔の大写しは見たくもない、選挙中に飛び交う言葉もおよそ美しくないし、人の心を打つものなどまるでなく単なる騒音。投票所がまた殺風景。そして何より人材不足、哲学の「テ」の字もなければ、どうして政治を志す人の人相はあれほど悪いのか。中曽根さんあたりまでは、好き嫌い、肩入れするしないは別にして一ツの信念のようなものが感じられたが、いまの人達には皆無。ただ考えてみたら政治の世界だけではなく、あらゆる分野で人材不足。半世紀にわたるぬるま湯のような平和ボケの世の中から傑物が出てこないのは当り前か・・・。

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2010/07/28

プロポーズ

行きつけの店で働いている男の子がこの秋結婚するという。人が結婚しようが別れようが別にどうでもよいことであまり興味はないのだが、誰かが結婚すると聞くと思い出すプロポーズの言葉がある。映画「釣りバカ日誌」の浜ちゃんが「ボクはあなたを幸わせにする自信はありません。でもボクが幸わせになる自信はあります。」脚本は山田洋次監督だろう。実に映画によく合った面白いプロポーズの言葉を考えついたものだと思う。自分は再婚する気など全くないが、電車に乗っている時など時々、何か面白いプロポーズの言葉がないかとひまつぶしに考えることがある。店の男の子につまらない芸能記者のように質問した。「なんと言ってプロポーズしたの?」「車の中で、結婚しようか」、彼女の返事「ウン」。自分が結婚するとき、何と言ってプロポーズしたのか、どこで、いつどんな場面で、・・・全く思い出せない。ということは、それほど結婚したかった訳でもないのだ。悪いことをした。無責任だ。

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2010/07/27

親失格

親からはいろいろと学んだが、学校へはまともに行っていないし転校も多かったので、学校で学んだと思えることが全く思いつかない。知らず知らずのうちにきっと多くの事を学んでいるのだとは思うが・・・。教育という言葉は大嫌いだ。人間、人から教えられたことなどたいしたことはなく、若い時はむしろ人から受けた刺激の方がはるかに役立っている。自分が自分で廻り道しながらも学んだこと、人から上手に盗んだもの、そんなものしかほんとうの意味で身につかないのではないだろうか。とすると、自分がどの程度の人間かと考えたときに、その責任は親でもなければ学校の先生でもない。全ての責任は自分自身にある。結局のところ、親や先生というのは、自分で学ぶ術のようなものを子どもの身につけさせることが出来ればそれで役目は終っている。・・・とここまで考えて、完全に自分は親失格だ。

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2010/07/26

老年

人間、生きてゆくことが仕事だとすれば、この一・二年新らしい職業についた新入社員のような気がする。職場も転々とし、最初の就職先は親離れするまで、二度めが結婚するまで、三度めは妻と別れてからこれまでの期間、そしていま「老年」という新らしい職場にいるわけだ。ここでは自分をとりまく事情が大きく変わり、それは言うまでもなく年令であったり、体力であったり、経済的なこととさまざまだ。三度めまでは以前の経験が役立ち、生きてゆく力となったのだが、今度の職場は前のモノが全く役に立たず、未知の世界が次から次に現われる。体力等失われたものはもうどうしようもなく、僅かに力となるのは、これまでにほんの少し培った「心のあり方」、これ以外にない。そして水の流れに身をまかせ、どこかで開き直るしかしようがないのだ。ただ自分を見失わないために、10分では何も出来ないとボーッとしているのなら、10分で出来ることを探し、それをやり遂げる気力だけは持ち続けないと「老年」をクビになる。

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